【ゼロから学ぶGX検定】パリ協定について知ろう②

パリ協定を軸に深掘りすべき3つのテーマについて、以下のようにわかりやすくご説明します:


NDC(Nationally Determined Contributions:国が決める削減目標)

なにそれ?

NDCとは「国が自分で決める温暖化対策の目標」のことです。
パリ協定では、各国が自主的に目標を決めて、5年ごとに提出&見直しすることになっています。

ポイント:

  • 数値の目標(例:2030年までにGHGを46%削減=日本のNDC)
  • 削減だけでなく、再エネ導入・適応・資金支援なども含む
  • 各国の努力を見える化して、国際的な圧力を高めるのが狙い

たとえで分かりやすく:

「みんなで筋トレすることになって、それぞれが“週に何回やるか”を自分で決めて、みんなの前で発表して、後から成果を見せる」ような感じ!


1.5℃と2℃の差って、そんなに違うの?

背景:

パリ協定では「2℃未満に抑える。1.5℃を目指す」とされています。
では、「1.5℃と2℃って、たった0.5℃の差では?」と思うかもしれませんが…

実は“天と地の差”!

項目1.5℃上昇2℃上昇
サンゴ礁の消失約70%減少ほぼ全滅
北極海の氷が夏に消える確率10年に1回程度ほぼ毎年
極端気象(熱波・豪雨)増えるさらに増える(被害2倍)
作物収穫量への影響小さい大幅減少(食糧危機)
貧困層への影響深刻だが対応可能深刻かつ壊滅的リスク

たとえで分かりやすく:

お風呂の温度が42℃から43℃に上がると、けっこう熱い!
地球も同じで、「0.5℃」は大きな違いです。


気候正義(Climate Justice)

意味:

気候変動の責任と影響は、国や人によって不公平。だから正義をもって対策すべき」という考え方です。

具体的な問題:

  • 温暖化を進めたのは主に先進国(過去の大量排出)
  • でも、一番被害を受けるのは小さな島国や貧しい国
  • 技術も資金もない国は対策もできない → 公平に支援すべき!

最近の動き:

  • COP27で「損失と損害ファンド(Loss and Damage Fund)」が合意
     → 被害を受けた国にお金と支援を届ける国際基金の仕組み

たとえで分かりやすく:

「火事を出した人が金持ちの家で、火事の煙が貧しい人の家に吹き込んできた。それなのに消火器も水も持っていない。だから金持ちは責任をとって助けるべき」という考え方です。


まとめ

テーマ内容キーワード
NDC各国が自主的に決める削減目標PDCA・透明性・努力
1.5℃ vs 2℃0.5℃の違いが世界の運命を左右熱波・洪水・生態系
気候正義加害者と被害者が違う→公平な支援が必要損失と損害・責任と支援

※記事内容については、事実確認を心掛けております。しかし、学習(インプット内容をアウトプット)としているため、誤った認識がある可能性がございます。ご了承くださいませ。

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